自分の好きが仕事を引き寄せる
才能とは好きな事と言い替えられるかもしれません。
モノづくりが好きだったり、創作活動が好きだったり、スポーツが得意だったり。
誰でも好きで夢中になれる分野が必ずあるはずです。
僕は少年時代、強さに憧れて武道を志しました。
45年経って今では道場を作って子供たちの指導をするまでになりました。
それだけでは食えないので(笑)自分の半生、価値観を残したいと思うようになりました。
本を読むのが大好きだった少年時代、いつか自分で本を出したいと思っていました。
自分メディアで発信できる時代になったのでその夢も叶う事になりました。
楽しむことが生きる事になる
人生後半を迎えてこれからの仕事を模索し始めたのは今から10年ほど前の事です。
大切なのはやればやるほど楽しくて継続できること。
ある程度まで行ったら収入よりも楽しみの方が大きい事。
誰かのために、辛い仕事を引き受けなければならない場合もあります。
でもそれは結果的に誰かの笑顔で報われます。
むしろ自分の幸せにつながることでもあります。
生き甲斐の創出が目標になりました。
道場運営、武道家としての活動もその一部ではあります。
喜びの原点は好きな人の幸福だと思う
成功と言うと財産だったり、リッチなライフスタイルだったり、地位や名誉を得る事というイメージが強いですがそれは表面上の幸せでしかないと思います。
それと幸福とは必ずしも一致しません。
人間は心の動物ですから、心が豊かであることが幸福の条件と言えます。
心の豊かさとはどういう事を指すのでしょう?
100万回生きたネコに学ぶ
「100万回生きた猫」は1977年に佐野洋子さんという方が書いた絵本です。
発行部数は200万部以上の超ロングセラーで絵本の名作です。
主人公の猫は、ある時は一国の王の猫となり、ある時は船乗りの猫となり、その他、サーカスの手品つかいの猫、どろぼうの猫、ひとりぼっちのお婆さんの猫、小さな女の子の猫…と100万回生まれかわっては、様々な飼い主のもとで死んでゆく。その時、100万人の飼い主は猫の死にひどく悲しんでいたが、当の猫はまったく悲しまなかった。主人公の猫は、飼い主のことが大嫌いだったのだ。
ある時、主人公の猫は誰の猫でもない野良猫となっていた。「自分だけの事が好き」な主人公の猫は、100万回生きたことを自慢し、周囲のメス猫たちも何とか友達や恋人になろうと、プレゼントを持ってきたりして周囲に寄ってくる。
しかし、唯一自分に関心を示さなかった一匹の白猫の興味をなんとか引こうとするうちに、いつのまにか主人公の猫は、白猫と一緒にいたいと思うようになる。そして、白猫にプロポーズをするのであった。白猫は主人公の猫の思いを受け入れた。
そして時がたつと、白猫はたくさん子供を産み、年老いてゆき、やがて猫の隣で静かに動かなくなっていた。そこで猫は初めて悲しんだ。朝になっても昼になっても夕方になっても夜になっても、猫は100万回も泣き続け、ある日のお昼に猫は泣き止んだ。
そして猫も、とうとう白猫の隣で静かに動かなくなり、決して生き返らなかった。
ウィキペディアより引用
貴乃花さんが絵本を書いた
昭和の大横綱、貴乃花こと花田光司氏。
角界引退後、政界進出とか、噂はありましたがはっきりした方向性は感じられませんでした。
そんな中、瀬戸内寂聴さんから本を書くことを勧められたそうです。
そして貴乃花さんが選んだ本のジャンルはなんと絵本だったのです。
タイトルは「光のテーブル」といいます。
挿絵は、あの鉄拳さんです。
とても感動的なストーリーで子供にも分かりやすい愛情あふれる作品です。
まさにこれまでの人生のすべてを注いだ傑作と言えるでしょう。
誰にでもストーリーがあります。
それを絵や本に残すことは大変意義深いと思います。
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