長期安定ではなくなった日本の就労構造
終身雇用という日本独特の制度が始まったのは戦前から戦中にかけてと言われています。
元々は国が労働者を安定的に働かせるために推奨した施策です。
会社が労働者を入社から定年まで雇い続けることを指します。
バブル崩壊を起点として、この制度にゆがみが生じ始めます。
雇用崩壊が叫ばれ、リストラで社員を解雇する企業が急増しました。
正規雇用より派遣などの非正規雇用が目立ち始めました。
働いてさえいれば、給料が右肩上がりに増えていった時代はすでに昔の事です。
今の収入を元に長期ローンを組むのは危険です
30万の月収が半分に
30代でそれまでに貯めた貯金を頭金にして30年ローンでマイホームを購入したとします。
月々の支払いは8万円ほど、ボーナス払いが年2回20万ずつ。
これが30年続くわけですが、今の時代、この収入が増えていくか、少なくとも減るようなことはないと言えるでしょうか?
家の購入は結婚を機にすることが多いようです。
家族を養いながら、必死に働き続け、やがて子供は成長し、大学へ。
4年間にかかる学費は数百万~数千万にもなります。
この間に会社が傾き、収入が大幅に減少・・・
増えるどころか減少の一途・・・
脅かすようですが、普通にあり得る話です。
30年という月日は長い長い道のりです。
何が起こるか予測がつきません。
ローンで買った家は資産ではなく負債です
もし人生になんらかのアクシデントが起こり、収入が激減してしまったら、ローンの支払いが重くのしかかってきます。
消耗し続ける負債をかかえるより、将来成長し続ける資産を持つのが正解
仕事を持ちながら、副業をしようと考える人もいます。
会社でさえそれを推奨し始めているところもあります。
裏を返せば、会社はあなたを守り続けられないので、自分でなんとかしてくださいねと言っているのと同じです。
自分の収益力を仕事を増やさずに増幅させる戦略
それは収入の1部を長期的に少しづつ分離して運用に回すことです。
短期的な投機に走るのは危険がつきまといます。
へたをすると財産を根こそぎ失う事にもなりかねません。
100%ではありませんが安全に安定的に増やしていく事は可能です。
10年20年というスパンで考えると、負債を抱えるのと比べ、信じられないくらいのリターンに成長する。
これが最も重要なのです。
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