ある通販大手が行った50代から60代にかけてのシニア層の意識調査で、自分のことを高齢者という自覚がないと答えた人が全体の3分の2を占めたそうです。
現代のこの世代は昭和の高度経済成長がほぼ完成した後の世代に当たります。
ベビーブームと呼ばれた団塊の世代の10年後に生まれた世代です。
貧困と混乱が収まり世の中が安定していった時代に青少年期を過ごしています。
新時代に移行し始めた最初の世代
新しい文化を受け入れる意識が高く、順応性も高い。
今につながるテレビゲームが爆発的に流行した初期の世代でもあります。
パソコンを使えるのは当たり前ですし、半数近くの人がコミュニケーションの手段はSNSと答えています。
働くという意識もこの世代が変えていった
終身雇用が崩壊したのは小泉政権前後と言われます。
雇用形態が非正規に大きく移行し就職氷河期も経験しています。
勤めていればお金がもらえる、年功序列で役職に就ける。
そんな時代が日本にもあったのですが、この世代以降、能力主義が浸透し成果に対する報酬を正当に受け取る意識が高まりだしました。
結果、日本でも貧富の格差が表面化し就職難民と呼ばれる人々が街にあふれる厳しい時代も経験しています。
自由な働き方を生み出す
働き方改革は様々な弊害ももたらしています。
早く帰って自分の時間を持とう=残業代カット
サラリーマンにとって織り込み済みの残業代がもらえないのは切実
収入が減る=小遣いも減る
遊びに使うお金も減る
ビジネス街の飲食店に行かなくなる
飲食店がつぶれる
飲まないから乗り過ごししなくなる
タクシーを使わなくなる
タクシー業界がつぶれる
サラリーマンの残業というのはある意味、関連業種の経済を支えている面もある。
企業側は残業代が押さえられ収益の増加につながる
いい目を見るのは企業側だけ
いや経済とは循環して我が身に帰ってくるもの
働き方改革は改悪に落ちる可能性がある
双方にメリットを生み出す施作を重視しない限り問題は消えないだろう。
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