副業というスタンスが大事な理由
会社員が独立を目指して起業し一定の収入を得られたら早期退職したいと考える人もいるでしょう。
しかし、もし40歳を越えているなら、会社は辞めずに副業のままにしておいた方が賢明です。
また40歳になったら本業以外に収入源をもつこともまた必要な事です。
それには次の3つの理由があります。
40歳からの副業は定年後を見据えた経済的準備である事
厚生年金は満額受け取るべき
定年後も生き甲斐をもってできる仕事が必要になる
定年後に経済的困窮に陥らない確証があるでしょうか?
早期に退職した場合、会社員であれば会社が半分負担してくれる厚生年金の支払いがなくなり、国民年金に移行することになります。
この場合、自己負担以外の補助はなくなります。
現在64歳から始まる年金支給の金額に大きな差が出てきます。
自営業、フリーランスの収入は安定していません。
今回のような状況になった場合、最初に困るのはこの業種の人々であることは明らかです。
リモートワークしようにも仕事がないわけですから。
厚生年金は今からではほとんどもらえないと思われているようです。
しかし、一定額と期間を満了していれば必ず死ぬまで支給されるものです。
国民年金との支給金額は大きな差があります。
この特権とも言える制度を軽く見るのは危険です。
支給額が現在より減るのは人口構造の上からも明らかですが、それならなおの事、もらえるものは満額受け取った上で、副業収入を得られるように準備するのが正解です。
また、リタイヤ後の生き甲斐を考えた時、定年後遊んで暮らせたとしてもつまらない味気ない生活になっていきます。
自分の仕事、ビジネスを持っていればその心配はありません。
副業は将来への仕掛け、会社員の特権は放棄しない
独立に成功した人でさえ、会社はできれば辞めない方がいいと言う意見の人は多いです。
なぜかというと、日本の制度の構造が会社員中心で組み立てられているからです。
60歳は直ぐに来ます。
いずれリタイヤせざるを得なくなるのです。
慌てずじっくり定年後の準備をしつつ年金だけは満額もらいましょう。
年金は頑張ったお祝いですからしっかり貰うべきです。
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