高齢者雇用安定法 2021年4月施行
高齢者雇用安定法とは
- 60歳未満の定年禁止
- 65歳までの雇用確保
- 70歳までの雇用努力義務
この3つが骨子となります。
働けるのか、働かされるのかという問題はあるのかもしれませんが、雇用機会は増えたと言えそうです。
これからの時代は60歳ではアーリーリタイアと言われます。
確かに、60歳でリタイヤできる人はそんなに多くないかもしれません。
- 生活費の確保
- やることが無いという問題
- 少子高齢化
60歳で十分な資産があれば、無理に働く必要は無くなります。
しかし、日本人の男性の平均寿命は82歳ですから、ここまで生きるとすれば、あと22年も残されています。
なんらかの形で働く、仕事をする方がいい
人間はやることが無いと、急激に生きる意欲が失われていきます
急に老け込むのは、何もしない事が多くの原因です。
働く機会が増えるのは大いに結構なのですが、60歳以降の働き方はそれまでとは違ったものになっていくはずです。
大切なのは、70歳で雇用先がなくなった時の事を考える必要があるということです。
残り12年分の安定した生活費を確保しないといけないわけで、その準備がしっかりできているかどうかが重要です。
公的年金だけでは暮らしていけない人が殆どです。
60歳からでも遅くない、投資という手段の重要性
60歳で一旦、仕事を退職したとして、その時までにどれくらいの資金を保有しているでしょうか。
このお金を食いつぶして生活したとして、80歳まで行けるでしょうか?
独身世帯でも月に最低15万はかかると言われています。
年間で180万、20年なら3600万円です。
医療費や突発的な事態の備えも必要です。
年金が65歳からいくらもらえるかは年金事務所で確認できるので早いうちに相談した方がいいです。
年金も含めると、やや安心感は出てくるものの、それでも十分とは言えないです。
- 再就職や自営業などで収入を得る
- 生活レベルの見直し、ダウンサイジング
- 収入の1部を積み立て投資に回す
裏技と言えるかもしれませんが、60歳以上になっていれば、年金の繰り上げ受給が可能です。
65歳を待たずに、受給できるのです。
働きながら年金をもらえれば、生活は楽になりますし、余剰の資金が生まれ、それを投資に回す事が出来ます。
体力と気力の低下という問題
60歳がまだ元気というのは、ある程度はその通りですが、それでも40代、50代の時とは勝手が違います。
体力も働く意欲も、落ちてくるのは当然です。
働き続けるには、自分の体力や意欲を考慮する必要があります。
無理をしない事です。
就業時間、日数を減らして、ある程度自由な時間を確保しないと、まだ10年もの長丁場を乗り切れなくなります。
収入、お金の問題は60歳で戦略を立てる必要がある
入ってくるお金と、出ていくお金、そして保有している財産を明確にします。
家のローンなど支払いが残っているなら、それも計算に入れないといけません。
シングルの場合、思い切って持ち家を売却し、負債を清算するという手段も考えるべきです。
借金を払い続ける人生とは早いうちに決別するのです。
自分はまだ若いと言う過信に気が付くべき
まだ若いもんには負けんという意識は、必要かもしれないが、きっぱり捨てるべきでもあるのです。
歳を重ねると言う事は悪い事ばかりではありません。
歳寄り扱いされるのは嫌かもしれませんが、実際年寄りだと自覚することも必要です。
人生は死ぬまでの壮大なドラマです。
これからの人生をどうやって楽しんで充実させていけるかが大切です。
60代でやることが無いと嘆いても、まだまだ終わらせてはくれないのです。
座して死を待つのではなく、生き生きとはつらつと、活動し続けましょう。
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