高額所得者や高ステイタスな仕事に就いていた人の悩み
管理職や役員など、高収入だった人でも、普通60歳を過ぎれば定年になり、継続雇用で65歳まで働くというパターンが多いそうです。
その場合、収入は大きく下がります。
1000万以上だったのが300万とかになります。
会社で要職に就いていた時には、みんなから挨拶されたのに、今は自分から挨拶しないといけないとか。
当然プライドは傷つくでしょう。
でもそれが当然の成り行きというやつです。
部下だった人たちは、あなた個人に敬意を払っていたのでなく、あなたの地位に敬意を払っていたのです。
生活のレベルを落とす事に引け目を感じる意味は無い
年収1000万円時代と同じ生活レベルを維持しようとすれば、貯金はどんどん目減りしてしまいます。
将来が不安だと思うようになるでしょう。
ですから、生活レベルを落とさないといけませんが、それが悲しいとか、過去の栄光にすがってしまいたくなる。
僕なんかは30代半ばでそうゆう生活から自由な貧乏人になってしまったので、今の生活に何の不自由も感じないのですが。
生活レベルを落としたくはないかもしれないけれど、落としても生きていけないわけではありません。
プライドとか見栄とか、重い荷物を脱ぎ捨ててしまえばいいと思いませんか?
一生のスパンで考えた時、人生のピークをどこに持っていくか考えたことはあるでしょうか?
僕は借金にあえいでいた時期もありますし、両親の介護を一人でやっていた時期も長かった。
正直、なんて貧乏くじを引いてしまったんだろうと神様を恨んだこともありました。
でも、犯罪に手を染めることもなく、人様を傷つけることもなく、今を暮らせています。
迷惑をおかけした人はいたかもしれませんけど、それは人間関係の世界においては誰しもが体験するレベルでの話です。
誰でもいいから殺してやろうと思ったとか、訳の分からない狂気の沙汰に陥る若者の報道を見ていると思うのですが・・・
自分だけが悲劇の主人公だなんて思わないほうがいいです。
それこそ、天につば吐いてるようなもんです。
60歳を過ぎた今、贅沢ではないけど、日々の生活に困ることもなく、自分の事だけを考えていればいい気楽な状況になりました。
借金も完済しましたし、両親の最後も見送ることができて、当時の苦しさからは、考えられないほど楽に生きられるようになりました。
もしかすると今が人生のピークなのかもしれません。
こうあらねばならないという価値観をどこに置いて生きていますか?
お金持ちじゃないとダメでしょうか?
そこそこに暮らしていければ十分だし、むしろ自由だと思うのですがどうでしょう?
そうです。お金は必要だけれど、沢山すぎるお金は、必須ではありません。
・まずは自分をしっかりさせる
・次に他者との関わりを大切にする
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