融資型クラウドファンディング
クラウドファンディングをご存知でしょうか?
最近はかなりメジャーになってきました。
何か新しい事業を興そうといういう人がその事業資金を集めるためにスポンサーを募集する。
その仲介となる業者がクラウドファンディング業者です。
熊本城の復興事業を立ち上げた際にこのクラウドファンディングを使ったのは有名な話です。
出資者は基本的にその事業の社会的意義に賛同し、寄付を行う訳です。
謝礼としては記念品程度のノベルティが送られるだけです。
事業の立ち上げに資金調達する目的でスポンサーを募るわけです。
その資金援助側の人が寄付ではなく、融資という形で投資する。
それがソーシャルレンディングです。
寄付ではなく融資の一形態
事業を始めるにあたって、まず必要なのが事業資金です。
資金調達の方法としては銀行融資が挙げられます。
しかし銀行は担保物件の有無、融資の審査条件のハードルが高い傾向にあります。
銀行の審査と比べ、ソーシャルレンディングの融資条件は一般的に緩いと言えます。
融資を受ける側としてはまず資金を調達する事が目的なので、あえて利息が高くとも融資を受けやすい業者に依頼するケースも多いのです。
銀行の融資の原資は預貯金と国からの融資です。
一方ソーシャルレンディングの資金は投資家から集めたファンドです。
ソーシャルレンディングのメリット
投資する側から見たメリットは利率が高い
平均的に8~10%となっています。
預金金利とは比べるまでもありませんし、投資信託の平均分配率と比較しても高いと言えます。
投資手続きがかんたんで月1万円程度の少額から始められる
一般投資家にとっては少ない金額で投資できるので取り組みやすいと言えます。
年利10%という利率はバカにならない高金利です。
融資を受けた側の返済金が原資となるので安定しています。
ソーシャルレンディングのデメリット
投資家への元本保証はない
銀行預金と違いあくまでも投資であるということ。
不測の事態が起きた場合の元本は保証されないのは、株やFXも同じです。
遅延、破たんのリスクがある
融資を受けた企業が支払いを延滞したり、最悪破たんする可能性もなくは無い。
主なソーシャルレンディング取扱い業者
SBIソーシャルレンディング
住友銀行系のSBIグループの100%出資会社
クラウドクレジット
筆頭株主は伊藤忠、第一生命、三菱UFJキャピタルなどがあります。
大手銀行系会社という安心感もあり、少額投資から可能なので投資初心者には向いていると言えます。
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