2000万円用意するより月5万稼げる方が大切です
衣食住が足りていれば最低限の生活は可能です。
それ以外に必要なのは医療費、娯楽でしょうか。
老後2000万円必要というのは金融庁が単純計算だけで割り出した試算です。
この金融庁報告書の試算方法は、まず現実の高齢夫婦無職世帯の毎月の収入(その大部分は年金)と支出の赤字額は約5.5万円(年額66万円)という、『家計調査(2017年)』の数値に基づいている。これと2015年人口推計での全人口の約4分の1が95歳まで生存することを前提として30年間で約2000万円の金融資産の取り崩しが必要という、きわめて単純な計算である。
2019年6月 Diamond online より引用
これが独り歩きして国会で大問題になったわけですが、無責任なのはこんなことを問題にして質問する野党や過剰報道する新聞、マスコミではないでしょうか?
新聞が興味本位に煽ったので皆が不安になったわけですが、こんなのは基準でも何でもないのであまり参考になりません。
実際はそんな単純なものではなく、95歳まで生きるかどうかもわかりません。
平均的な生活水準での計算ですから、固定費を下げたり、無駄を省くだけでも生活を維持することは可能です。
あたかも生きていけないように聞こえますがそんなことはありません。
ここでよく見てみると面白いことがわかります。
毎月の赤字額がおよそ5.5万円であるということです。
何に対して赤字かというと、現状の生活を維持した上で
月に1度は友人と会食したい。
年に2回は夫婦で旅行したい
2か月に1度は映画を見たり、観劇に行きたい
少し贅沢するにはこれくらい欲しいという金額を指します。
しょうがないから遊ぶ金は貯金取り崩そうかという話・・・
なにもしないで年金暮らしすると贅沢するには夫婦で月5万くらい足りなくなるから95歳まで生きるとしてあと2000万くらい欲しいという実に大雑把な計算です。
2017年の会社員の退職金平均は1700万円~2000万円前後と言われ、現状では退職金と公的年金で賄えている状況です。
社会保障はあてにならないという現実
僕は老人に働けというのは酷だと思っています。
生涯現役なんて誰も約束できません。
今40代~50代で月に3万円の余裕があれば、長期投資に回しておくことです。
なにかビジネスを考えるより、この方が正解です。
年金は今の現役世代以降、ほとんどもらえないかもしれません。
退職金ももらえない人だって多数います。
社会保障に充てるための増税も名目通りにいくかは定かでありません。
国になんとかしてもらうという発想は捨てた方がいいです。
「仕事=大変」ではない「楽しむ=収入」が正解
生きるためにつらい仕事を死ぬまでやらなければならないと思ったら、そんな人生嫌になります。
生き甲斐や楽しみを見つけておおらかに生きていたら収入も入ってくるというのが理想です。
でも、そんな生活を手に入れるには、今のうちに仕掛けを作っておく必要があります。
趣味を生かして収入源を作れれば、さらに安定した資産構築ができます。
だから小さくてもいいので毎月5万円は稼げるという自信をつけて欲しいのです。
言っておきますが甘く見ると結構大変です。
やり始めたら1年間はやり遂げること。
誰かに勝つためにやるのではなく、ゴールするほうが大切なのです。
ここで言うゴールとは、あくせくと働かなくても楽しみながら続けている趣味が毎月5万円以上の収入を生むという状態に持っていけるかどうかを指しています。
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