コップの水を飲んではならない
マルサの女は1987年に公開された国税局の女査察官と脱税者の戦いをコミカルに描いた作品です。
この映画の中で主人公である宮本信子扮する査察官とラブホテルの経営者である山崎努の会話が今でも忘れられません。
どうやったらあんたみたいな大金持ちになれるの?
あんた、今ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて水を溜めてるとするだろ?のどが渇いたからってまだ半分しか溜まってないのに水を飲んじゃう。これ最低だね。なみなみといっぱいになるまで待って、それでも飲んじゃダメだ。あふれて垂れてくるやつ、これをなめるんだ・・・
金持ちの心理です。
一定額のまとまった資金を株式に変えると、優良株だと年3%程度の配当が付きます。
まとまった資金がコップの水で、あふれて垂れてくるのが3%の配当です。
もし1億円分の株式を保有していれば毎年300万の配当で、税金は20%かかります。
つまり240万円が確実に入る不労所得です。
REIT(不動産投資信託)であれば年率7%から10%もの配当のものもある
そんなに大きな金額が貯まるものかと思われそうですが。
その原資となるのが年金です。
会社員であれば、定年退職後もらえる年金額はいくらになるでしょう。
平均年収が 500万円で、35年間勤めた人の場合、老齢厚生年金の目安は 500万円 ÷ 200 × 35年 = 875,000円となります。 老齢基礎年金 約750,000円を合わせると、年収 1,625,000円 です。
月額で14万円ほどはもらえる計算です。
61歳以上で繰り上げ受給の対象になり、少し減額されるもののこれに近い額を受け取れるようになります。(申告が必要です)
仮に12万円もらえるとすれば、60歳で仕事を継続しつつ生計を立てて、年金は丸々積み立て投資に回すことが出来ます。
初期投資として10万円から始め毎月12万円を5年間積み立てた場合、利回り10%で945万円になります。
65歳からはこのおよそ1000万円の10%を配当として受け取り、年金と合わせれば年額268万円です。
質素に暮らす限り、十分な生活資金です。
積み立てた1000万円を1円も減らすことなく、継続して入ってくるあふれた水です。
まとめ
年金だけでは不十分、そこで60歳から仕掛けをすれば、両方でそこそこの収入が確保できます。
生活の見直しをして、余分な出費を削り、スリム化することも考えます。
そうすれば、ゆとりはさらに増えます。
なにより生涯に渡ってお金の心配をしなくて済むようになります。
60歳からの在宅副業をする場合も、前提は積み立てに回す資金を作ることになります。
人によっては年金が殆どもらえない場合も考えられますが、生涯資金は長期戦略で作り出すと決めてすぐに始めるべきです。
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