誤解だらけの自己破産
負債がなければ破産もない
負債とは借金の事です。
住宅や車のローン、何らかの事情で抱えてしまった借金。
もしその支払いが家計を圧迫しているなら解決方法は2つあります。
①副収入を作る
②借金を帳消しにする
この2つです。
特に重要なのが借金を無くすという具体的行動です。
借金を抱えた人にとって究極の救済手段は自己破産という制度を行使することです。
自己破産ではなく、民事再生という方法もあります。
自己破産に対する誤解
自己破産にはネガティブなイメージが付きまといます。
破産法という法律の第1条に「自己破産の目的はあくまでも経済再生の機会の確保」であると書かれています。
しかし、破産すると何もかも失うんじゃないのという疑問が出てきます。
ではその不安について確認します。
例えば
周囲の人に知られる⇒知られる心配はありません
自由に旅行に行ったりできない⇒自由にどこへでも行けます
再就職に不利になる⇒就職に不利に働く心配はありません
会社にばれる、首になる⇒ばれませんし首にもなりません
年金が差し押さえられる⇒年金受給に影響はありません
銀行口座が凍結される⇒されません。今のままです
免許もなくなりませんし、自家用車を持つこともできます。
つまり、今まで通りに普通に生活していく事が出来ます。
大きなメリットとして、もう借金の督促はなくなるという事です。
但し、新たな借金をすることはできません。
カードも一定期間持つことが出来なくなります。
そもそも、クレジットカードは借金そのものですから、なくても問題はありません。
それだけ?
それだけです。
もし負債に苦しんでいるなら、すぐに専門家に相談しましょう。
いきなり弁護士ではなく、無料相談できる窓口はありますので、悩みを抱えたまま苦しみ続けることはないのです。
民事再生とは
破産と違い、返済を大幅に減額して、ゆとりの範囲内の金額を5年以内で払えばいいということになります。
これは弁護士に相談する必要があります。
借金は5分の1に減ります。
それを5年で払えばいいという事です。
完済後、5年経過すれば、クレジットカードを持つこともできます。
このように法的手続きを踏めば合法的に借金を帳消しにしたり、減額することが可能です。
あとはやり直せばいい
借金というものは、取り返しのつかないものではありません。
長い人生、支払いが厳しくなったり、変更を迫られることもあります。
そんな時には、独りで悩まず、直ぐに専門家に相談するべきです。
その結果、抱えていた悩みが解決されるのです。
次は、もう一度、1から将来に向けて計画を練り、本当の幸福を掴む努力を始めることになります。
一定額の収入があれば、毎月の支払いが大きく減ることにより生活にゆとりが生まれます。
そこで、生活に必要なお金がどのくらいなのかを見直します。
必要額を収入から引くといくらかの余剰金が生まれているはずです。
今まで支払いに消えていたお金です。
このお金は自力で捻出した人生再構築のための資金です。
負債に苦しんだ人であれば、お金の大切さは身に染みて感じているはずです。
だからこそ、その貴重な教訓を生かす時が来たのだと思いましょう。
お金のゆとりは心のゆとりです。
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