50歳を過ぎてから出会った幸福論

今から4年前、僕が出会った人生の先輩がいました。

58歳で小さな会社の課長をされていました。

システムエンジニアでパソコンやネットには精通されている人でした。

出会いの場所は、輸入転売を教えるビジネススクールのセミナーです。

彼は受講生の中でも最高齢でしたが、誰にも負けない行動力を持っていました。

講師から与えられたミッションも誰よりも早く実行し達成してしまうのです。

販売も最も早く成果を出し、周りのみんなが相談を持ちかけるほどの信頼をされていました。

スクール卒業までの4か月間走り続け、卒業時の月刊売り上げは30万円を突破していました。

僕は頑張っても15万円でしたから3歳年上の高齢者といってもいい先輩のバイタリティには脱帽の思いでした。

それからの1年でどうなったか。

月間売上100万円を超えて更に半年後300万円の大台に乗ったと連絡が入りました。

その時に一度東京でお会いしたのですが、彼の本音をその時初めて知ることになります。

ご家族は奥様と娘さん2人、愛犬一匹。

埼玉県で小さな一軒家を所有。ローンあり

推定年収は500万円くらい

おだやかで人に苦しそうな顔を見せない人でした。

その夜は珍しく、僕と酒を酌み交わし、本音で語ってくれたのです。

2年後に来る定年後の自分と家族の未来は今のままでは楽観できなかったから。

いまから準備しよう。

期限を決めて真剣にやってみようと。

僕などから見ればいつも余裕のある穏やかな笑顔のイメージしかないのですが

スクールに入ることは家族はあまりよく思っていなかったようです。

受講料は4ヶ月で50万円

安くはない金額でした。

だからこそ、背水の陣だったそうです。

失敗は許されなかった。

だからやりぬいた。

でもね、たったの1年半ですよ。

今月、念願の目標だった月商300万円を超えたんです。

収益にして100万円です。

1年かそこらで人生って変えられるもんなんですよ。

会社は先月で早期退職しましてね。

なんとかやって行ける目途もたったので。

この時の先輩の言葉は今でも忘れられません。

やることを決めて一定の期間、必死に頑張ってみる。

これ以外に人生を変える方法はないのです。

でもそれは後から考えれば一瞬の事のようです。

この頑張る時期だけは、ほかの事に目を向けてはいけません。

無駄だと思える習慣はないでしょうか？

僕の場合、深酒、夜更かし、休日のパチンコ・・・

お酒の付き合いも断りました。

そこで作った時間をすべてビジネスに費やすことにしました。

そして今があります。