なんでもっと働きたいと考えるようになるのだろう

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楽すれば楽が邪魔して楽ならず楽せぬ楽がはるか楽々

富山の薬売りの世界に300年以上も伝わる有名な言葉です。

「7楽の教え」という格言です。

この言葉を初めて聞いたのは、もう30年も前の事ですが、

お金があって、自由な時間があれば、好きな事が出来るでしょうし、誰からも指図されずストレスのない暮らしが送れると思うでしょう。

でも、実際そんな生活って味気ないつまらない人生かもしれないです。

60歳を過ぎて、何かに追われるように必死で生きてきた人生から、少しですが肩の力を抜いて過ごせるようになってきて思う事があります。

何をするにしても困ることがない程度のお金があって、住むところがあればいいのです。

衣食住に無駄なお金をかけなくても、豊かな生活は送れます。

そこを工夫するのも人生の楽しみです。

質素でしょうか?

そうでもないです。

むしろ精神的にはリッチな世界で生きています。

周りの世界にばかり気を奪われていると、気が付かないのですが、豊かさの基準って自分の中にあるのだと思います。

そう思えるようになれば、自分は豊かさの中で生きている事に気づくのです。

そんな中で消えない欲求があります。

働きたいという欲望です。

何をするかは個人差があるのでしょうが、何かをする、働くというのは死ぬまで無くならない欲望です。

 

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