気が付けば一人のまま来てしまった62歳男の超多忙生活
僕は結婚歴がありません。
恋愛歴は普通にありましたが、結婚には至りませんでした。
良かったか悪かったかと言えばどちらとも言えません。
ただ、1人で生きていく事に不安もないし、それなりに楽しめているのは事実です。
7年前に母親が他界してから、ずっと一人です。
父は15年前に亡くなっています。
母が亡くなった時は、少しの間、喪失感もあり、落ち込むこともありましたが。
立ち直りは早かったと思います。
最後の2年間は介護をしながら、家事もこなすという生活でした。
正直介護は辛く、1人になってほっとしたという気持ちも少しあります。
自分が生まれてから、一人前になるまでの親の恩を返すのが最後まで看取るという事です。
親への愛情、頼りがいを思えば、いかに大きな存在かが分かります。
その絶対的な存在がこの世からいなくなるという事。
悲しいけれど、必ず来る瞬間。
50歳を越えた大の男が、人目をはばからず、大声で泣きました。
結婚したことがないので、よく分かりませんが、これって離婚や妻との死別に近いものがあるかもしれません。
1人になってみれば、いかに相手の存在が大きかったかが分かる
僕の場合、母に全面的に依存してはいなかったので、立ち直りは早かった方だと思います。
家事全般、できない事はありませんし、なんでも一人でこなせます。
今はむしろ、独り暮らしを大いに楽しめていると感じます。
何度か結婚を考えることもあったのですが、結局一人の気ままさの方が勝ってしまったなと。
そうです。
こういう生き方もあるということです。
今はあえて誰かと生活を共にするという気にはなりません。
1人を楽しみながら生きていくにはコツがある
- 生活に不安がない程度の収入があること
- 仕事をすること
- 趣味は出来るだけ多い方がいい
- 新しい事にチャレンジし続ける
- 誰かの役に立っている
63歳になるに当たり、正社員から嘱託に変わりました。
幸いなことに、そういう働き方をさせてくれる会社だったので、仕事の負担を抑えつつ、働き続ける事ができました。
年金の繰り上げ受給を受けているので、給料は半減しても問題はありませんでした。
収入と支出のバランスを考え、積み立てに回せる資金も十分あります。
休日が大幅に増えましたが、家に引き込もる事はほとんどありません。
釣りをするために、海の近くに引っ越しました。
英会話スクールに通っています。
釣りの動画を中心にYoutubeチャンネルもやっています。
週に2日、武道教室を運営し、小中学生を集めて教えています。
自身、武道歴は50年を超え、独立して自分の道場を始めて15年になります。
子供たちに心と体の強さを養わせ、他者への慈しみの大切さを教えることで、社会貢献になっていると自負しています。
収入のための仕事とは別に、これだけの作業を定期的に続けていると、引き篭もる暇さえ無いというのが実情です。
勿論、年齢的には若くないので、以前より体がキツイなと思う事もあります。
楽しめているから幸せ
何もすることがないのは不幸です。
忙しいくらいがいいのです。
でも、嫌な仕事を無理してやって忙しいのとは話が違います。
楽しい事に力を注ぐのです。
楽しい事でも続けるには努力が必要で、苦しいと感じることが多々あるものです。
英会話をはじめて半年になりますが、出来なかったことが出来るようになると世界が大きく広がると思います。
たまには海外にも行きたいですが、ネットがあれば家に居ながらにして世界と繋がれます。
英会話力は遅々として進まないのですが、楽しみながら夢中でやっています。
いつか外国人にも武道を教えられたらいいなと思います。
ネイティブアメリカンの人から英会話を教わっていて思うのは、文化の違い、発想の豊かさです。
彼らはグローバルに生きています。
見ず知らずの外国に来て、そこで生きていくバイタリティがあります。
見習う事は沢山あります。
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