筋力の衰えをカバーする自宅筋トレ
若い頃から、日常的に腕立て伏せや腹筋運動はやっていたが、ここ数年は、運動と言えば歩く事くらい。
天気や気温にも左右されるし、やったりやらなかったり・・・
最近友人3人とゴルフを始めた。
実に30年ぶりになる。
メンバーは、私と同じで30年以上やっていなかった人と、現役でやってるベテランと、初心者の人という構成だ。
やりたいと言い出したのは、この初心者の方である。
年齢は私より3つ上の68歳だが、釣りやテニスもやっているアクティブな人だ。
彼が現役で頑張っている71歳のゴルフベテランさんに「教えて」と頼んだのがきっかけで、最初は練習場で打ち方のレクチャーを受けていた。
少しうまく打てるようになった時、ベテランのパイセンからショートコースに出ようと誘われた。
ゴルフのだいご味は、やはりコースに出る事だから。
会社の社員割引があるショートコースが手ごろなデビューになった。
とはいえ、少なくともメンバーが3人は必要なので、私ともう一人の人に声がかかったのだ。
3000円あれば9ホール回れるショートコースが近くにあり、しばらくはここで腕を磨こうとうい事になった。
私と言えばゴルフは30年ぶりで、嫌いではなかったが、ゴルフと言えばお金がかかるスポーツなので、若い頃は仕事の付き合いでやっていた程度。
始めてから半年だが、月に一度ショートコースに出て2時間ほど楽しんでみたら、ことのほかいい運動になることに気が付いた。
歩くのは、最高の筋トレ
ゴルフに行った日は、何も意識しなくても、トータルで8000歩は歩く。
足腰だけでなく、もっとドライバーで飛ばしたいという欲が出てきたので、上半身に筋肉をつけようと思い立った。
筋トレを始めるきっかけがゴルフ・・・最高である。
英語もそうだったが、やり始めるとのめり込む性格の私。
実は、18年間指導している武術の道場には、バーベルやらベンチプレスやら、サンドバッグまで備えている。
自分自身はあまり活用してこなかったのだが、若い生徒たちに使わせていた。
あるものは活用しないと損だなということで、軽いウエイトから始めたところ、きついのなんの。
それでも週に2日~3日ほど、ベンチプレス、デッドリフト、スクワット、ダンベルカール、シットアップとプッシュアップをやり始めた。
歩くだけのはずが全身筋トレにはまっていった私
ゴルフにでかけたある日、メンバーの一人が言った。
「元さん、鍛えてるねぇ!うらやましいよ」だって・・・・え?
自宅にパーソナルジムができるほどの設備を持ってる人は、プロかマニアでもないといないだろう。
でもそういう環境があるのに使わない手はない。
まだ6か月ほどではあるが、筋トレの効果はすごいと思っている。
初期の頃は筋肉痛がひどかったし、きついと感じていた。
日に日に腕が太くなり、胸板が厚くなり、明らかに体力が向上してくる
お腹の出っ張りが気になる中高年の人なら、少しずつでも始めてみてはどうか?
私の場合、週2回の武術トレーニング(主に指導)はもう数十年やっている。
自分の体を鍛えるのは、50歳あたりから、あまり無理しない程度になってきた。
それでも、何もしないよりはましだし、そこそこには維持できていると思っていた。
老化は、嫌が上にも感じるのが私たちの世代だ。
早い人なら30代や40代でも、衰えを感じ始めるだろう。
それが60代ともなると、もう寝たきりとか、痴呆とか、そういう人がどんどん周囲に増えてくる。
明日は我が身である。
体力の維持が必要なのは、徐々に動けなくなって、長い病気、療養の期間を経て死に至る、その期間をできるだけ短くすることだと思っている。
高齢者の運動というのは、決して悪あがきではない。
結果的に、後悔しない人生の充実に向かう行動だ。
最近は、筋トレがブームのようで、若い人がムキムキになるのが流行っているらしい。
別に筋肉自慢になる気はないが、適度なトレーニングは、高齢者でもかなり有効な健康法だと思う。
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