運と幸運の違い
「Good Luck」は2004年に出版された自己啓発のベストセラーです。
作者はアレックス・ロビラ とフェルナンド・トリアス・デ・ぺス
それは五十四年ぶりの運命の再会だった。公園のベンチで幼ななじみのジムと隣り合わせたマックスは、仕事も、財産も、すべてを失い変わり果てた友人に、祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語を語った・・・
「Good Luck」より抜粋
119ページの薄い本で、直ぐに読みきれる短い内容です。
この本には誰の人生をも幸運に満ちたものに変える内容が語られています。
自分がついていないと嘆く人は、他人の成功を羨みます。
彼は運が良かったのだと思い込みます。
自分も運にさえ恵まれたら・・・
と思いながら、それまでと変わらない生活を続けるのです。
他人と比べては焦り、諦め、どうせ無理だと嘆きます。
それは運命だから仕方がないと思い、自ら行動して変えようとはしません。
現状を変えないと何も変わらないことに気が付いているか
この本で語られていることは、とてもシンプルで小学生でも理解できることです。
あまりにも当たり前過ぎると思われるような事かもしれません。
でもすべてを読み終わった読者の心を掴んで離さない「チカラ」があるのです。
幸福は自分の心の中にある
他人の幸福は自分とは関係ないのです。
時々感じるのは、他人の幸福談には、多分に脚色が施されているという点です。
すごいなぁ、羨ましいなぁと思う事もあります。
自分もああなりたいと感動し、行動に移すきっかけになる場合もあります。
そうであればいいのですが、ほとんどの人は自分にはどうせ無理だと思い、なにかを始めようとはしないのです。
幸福とは心の状態の事です。
お金が沢山あっても幸福とは限りません。
物質的豊かさは直ぐに消えてしまう瞬間的幸福感です。
だから、最低限の生活が守られていればいいはずです。
悲しいことにこの最低限の生活さえ送れない人々が世界中に何億人もいることを思えば私たちの生活はなんと恵まれているかを感じざるを得ません。
自分の幸せに注目して生きているかどうか
食うに困らず、住むところもあり、着るものもあるのに、幸福感がないとすれば、幸福感が物質的なものではないことが分かります。
幸福になる行動とは何でしょうか?
物質的に恵まれていることは、幸福感の一部ではあり得ます。
幸福の正体は心の内にあるものです
物質的豊かさも求めてもいいのですが、生きていくのに足りているレベルになった時点で、自分にとっての価値観、幸福感を見つめていく事が大切になります。
と同時に求める幸福感に従って行動を続ける必要があるのです。
死ぬまで行動をやめないことです。
思考と行動を止めると人は精神的に死ぬのです
あなたは生きたまま死んではいないでしょうか?
幸福感を表現するときには「生きている実感がある」と言います。
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