世の中にあふれる60代以上向け英語学習法のウソ
結論から言うと、これらはほぼ60代以上の現役シニアが考えたものではないです。
もっと若い世代の英語コーチがたぶん作ったのだろう思われます。
実際、Youtubeでシニア向けの英語コーチングなどを検索すると、出てくるのは若い人ばかり。
内容は、シニア向けという事で非常に緩く、無理なく続けることに重点を置いたものががほとんどです。
私が思うに、これじゃ絶対話せるようにはならないだろうなという印象があります。
少なくとも、英語学習においては60代以降でも、やることは同じです。
むしろ、強めの負荷をかけて、しっかり訓練しなければ、英語はできるようになりません。
但し、シニアでは、単語の丸暗記などは、ほぼ意味ないのでやめた方が賢明ではあります。
年寄だと思ってなめるんじゃねぇと言いたいwww
緩くやってもいいんだと思えば、それ以上のことはやらないのが人間です。
これって、若くてもミドルでもシニアでも関係なく同様の事が言えます。
むしろ、シニアだからこそ、難易度が高いものに挑戦すべきです。
そして、それは可能です。
逆にそうしないと、英語力、会話力というのは身につかない。
厳しいのはむしろウエルカムで、がっちりやった方がいいし、やりがいも成果も出やすいと言えます。
成果が出るからこそ、そこに達成感が芽生え、さらに伸びていく。
これが学習の原則です。
シンプル化するという観点で言うなら、いちいち懇切丁寧な「意味のないサポート」などせずとも、やる内容と、数をこなすことができていれば、前に進んでいけるのが人間の本来の性能です。
取り組める時間も意欲もたっぷりあるのがシニアであって、それこそが最大の武器である
だから、少しハードルを上げてみるのも一つの方法です。
期間は設けなくて良いのです。
よく達成までの期限を設けよという人がいますが、それを言うなら、やった回数にこだわるのです。
100時間やるとう目標だと、その内容がいい加減でも100時間です。
しかし、一つの長めの例文を100回音読する。
正確に発音でき、意味も理解し、ネイティブのスピードについていけるレベルになる。
それが目標の立て方です。
それが完成したら、次の文章に進む。
途中分からない単語や、文法が出てきたら、その都度調べて、理解する。
その繰り返しが100回以上できたかにこだわる。
シニアであっても、これが最短の近道だと思います。
高いハードルを乗り切ってこそ、高い目標に到達する
その時に得られるのが、最高の満足感と向上心の芽生えなのです。
自分を甘やかして、緩くやるのは勝手ですし、個人の自由ですが、永遠に成果の出ないことを何年もやることにどんな意味があるでしょうか?
自分の価値を過小評価してはいけないのです。
世にあふれる、最短で成功する英語学習法とか、3か月で英検1級などというものは存在しません。
言っておきますが、ずるしてヤマを張って、要領よく英検に受かったとしても、使えないのでは意味はありません。
時間はかかるのです。
2000時間という人もいれば1万時間という説さえあります。
大丈夫です。
シニアには時間がたっぷりありますから。
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