物質的な豊かさより精神的豊かさが幸福のカギ
お金や物質的豊かさは手にしたときが幸福のピークであり、手に入れてしまえばすぐに飽きてしまうものです。
幸福感が持続しないのです。
土地や家を持ち、自家用車を所有しているのに生活に困窮している人もいます。
持っているから税金に追われ、維持するためにお金が出ていくのです。
また生活に困らないだけの資産を持ち、働かなくても生きられる人が幸福とは限りません。
やることが無い事の方が人を不幸にします。
楽をすることは楽ではない
楽すれば楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽がはるか楽々
「七楽の教え 」より引用
古くから富山の売薬商人に伝わる教えです。
「楽せぬ楽」とはどういう事でしょうか?
言い換えると目標を設定して行動を起こし続ける事となります。
楽をするという事は何もしないでゴロゴロとしている事と思われがちです。
何もしないと何も起こらないのです。
アランの幸福論でも説かれていますが、自分に起こっていることは自分が外界に対して働きかけたことが自分に返ってきている状態のことを言います。
困っている人がいたら助ける、他人の幸せを手助けするという行動を起こしていると、それはそのまま自分に返ってくるのです。
幸福に振舞えば周りの人も幸福になります。
外界や周囲の人に対してどう働きかけているかが幸福のカギです。
自分の言い分ばかりを押し通し、他人の権利や意見を押しのけるという働きかけをすれば、そのまま自分に返るのです。
まるでブーメランのように。
目標設定は行動を起こすきっかけであり、楽をしない仕掛けのこと
自分の周囲を幸福感で満たすにはどうすればいいでしょう?
ひたすら自己犠牲の精神で人のためだけに働き続けることでしょうか?
それは少し違います。
半分は自分の幸せを考えていいのです。
楽しむ心が大切です。
心から没入できる楽しみを見つけることです。
その喜びを共有できる仲間を沢山作ることです。
行動とは肉体的な労働、作業だけではありません。
知識や思いを伝えるのも行動です。
きつい作業ばかりではなく、創造や創作も働きかけの一つです。
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