まずどうなりたいか、どうしたいか、何が欲しいかを考えてみる
60歳を前にしたとき、10年後の生活に不安がありました。
- 今は仕事もしているし大丈夫だけど、年々体力も気力も落ちてくる。
- 貯金もそんなにない。
- これといって生き甲斐になる趣味も持っていない。
これは由々しき問題だぞと。
生活とお金の問題はしっかり考えておかないといけません。
60歳になってからでは遅いんじゃないか?
そう思うかもしれませんが、生きている限り取り返しはいくらでも効くと思っています。
不安を取り除き、生き甲斐と方向性を決めてトライしてみることにしました。
- 生活費用の見直し
- 自分への投資
- 生き甲斐を見つける
その考えに至る前にも、様々なビジネスを続けてきた経験がありましたが、
今にして思えば、大きな資産が残せていないところをみると、成功とは言えません。
でも経験は無駄にはなっていないと思っています。
パソコンもネットも使いこなせるようになったし、情報発信の手段もあります。
少し方向性を変えて、現状の見直しをしてみました。
それが上記の3つです。
生活費用の見直し
無駄を省いて、出費を抑えるとどれくらい生活費を抑えられるか?
固定費の見直しをしました。
大きいのは、食費、家賃、通信費です。
健康のためにも食事を見直してみる必要があります。
外食をやめて、自炊に切り替え、メニューを自分で考え、食事回数は減らしました。
月4万円かかっていた食費は2万5000円ほどになりました。
コロナで外出が制限されたこともあり、巣ごもりで料理にもいろいろチャレンジしたことは良かったです。
携帯は格安キャリアに乗り換えて月8000円から3800円に。
次に住まいです。
時間はかかりましたが、探した結果、綺麗な格安物件を見つけたので、今年中に引っ越しすることになりました。
今の家賃は50000円、それが39000円になります。
今も仕事はしていますが、引っ越し先は仕事場にかなり近くなり、通勤交通費は3分の1、約1万5千円かかっていたのが5千円になります。
ここまでで、減らすことが出来た金額は、なんと月40200円にもなりました。
固定費ですから年間に直すと大きい削減です。
10年後以降の生活費をどう用意するか?
昨年、コロナで収入が一時的に減ったことで、生活の維持のため、給付金などの支援も受けましたが、同時に自分の年金がどうなっているかを調べてみました。
年金事務所には多くの人が詰めかけており、予約は2か月後となりましたが、調べた結果、65歳を待たずに繰り上げ受給が出来ることがわかりました。
年金額は月9万円でした。
65歳まで待っても10万円ほどなので、大きくは変わりません。
そこで繰り上げの手続きを取り、4か月後から受給が始まりました。
その頃には仕事の方も落ち着き始めて、以前ほどではないが、給与も安定しましたので、このプラス9万円は大きかったです。
そして出来た余剰資金を、積み立てNISAで運用し始めたのです。
更に今では、NISAの枠以外に3万円を積み立て投資に回しています。
自動積み立てなので管理が楽で、黙っていても増えていきます。
引越し後は更に積立額を増額し、月8万円で運用する予定です。
生き甲斐や趣味に投資する
生活費のダウンサイジングを行い、給与と年金で収入を増やし、計画的に低リスクの投資を行っていく。
これでひとまず、やるべき事は準備できたと思います。
月8万円を投資に回しても、まだ多少のゆとりはあります。
今年の5月から英会話スクールに通い始めることが出来たのは、そのゆとりのお陰です。
春先からは仕事仲間の釣りのベテランに師事して、サーフ(海岸)での投げ釣りも始めました。
奮発して道具も揃えました。
日の出の時間に海を眺めながら、無心に竿を振っていると、ふと思う事があります。
今まで、こんな夢のような時間があっただろか?
夢中で戦ってきた様々な仕事の環境では考えられない時間の使い方だなと。
これから引っ越す場所は、その海にも直ぐに行ける距離なのです。
来年以降、徐々に仕事は減らしていきます。
それでも、収入は充分ありますし、投資額も増えていきます。
シミュレーション上の話ですが、10年後には完全リタイヤしても問題ないほどの資産になっていると思います。
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