準備は50代から始める
50代と言えば会社員としてはそろそろ退職を意識する頃です。
子供が独立し始めるので支出は減るのではないでしょうか?
今まで考える余裕のなかった人もライフスタイルや資産形成を考える時期になってきます。
今は60歳以降も働き続ける人が増えていますが、年金が支給されるようになれば徐々に労働量を減らしていきたいところです。
持ち家を売却して賃貸に住み替えるのもあり
家を手放すのは抵抗があるかもしれません。
でも資産価値があるうちに売却することで一定額の資金を手にしておく方が得と言えるのです。
空き家が増えて賃貸物件の相場はかなり下がってきています。
住宅ローンが残っている世帯も多く、家のメンテナンスや税金を考えると売却は選択肢の一つと言えます。
ローンの支払いや税金、維持費をなくすことで浮いてくる資金と賃貸料の差額が今後の資産運用に回せる金額となります。
家をもったままなら生まれない資産です。
ただ住むだけの不動産は年々資産価値が失われていきますし、売り時を考えれば早い方がいいはずです。
収入減少は固定費を下げることでカバーする
ローンの返済、維持費をなくし、税金を軽減して身軽になりましょう。
賃貸住宅の家賃を差し引いても相当な額が残るはずです。
仮に月5万円が浮いてくるとした場合、低リスクの長期投資にまわして年利3%で運用すれば5年間で323万円、10年なら698万円にもなります。
退職時に積み増しをすれば1000万を越える額を金融資産として形成できることになります。
貯蓄と違うところは運用益が出る事で、配当金も得ることができます。
年金支給が始まるのは64歳ですが、繰り上げ需給を利用して61歳から受け取ることもできます。
お金を生まない不動産はそれ以上に出ていく支出の垂れ流しとも言えます。
この分を長期的に低リスクで積み立て運用してしまえば、先に行くほど資産として増えていく事になり、労働に追いまくられることも無くなります。
借金、負債は無くし、資産に転換するのが賢明ですし、老後のゆとりにつながるのです。
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