英語学習、軌道修正を繰り返してやり方を固定したら激変した方法
60歳過ぎて勉強なんて無理なんじゃないかと何度も思いました。
今はむしろ、長い事生きているからこその強みもあると思っています。
- 日本語の語彙力はかなりある
- 社会人としての知識、経験が豊富にある
- 今からでも英語で仕事は可能だし、可能性は広がる
- 達成する価値があるし、自己肯定感が大きく高まる
勉強に対する意欲というのは個人差があると思います。
好きか嫌いかもあるし、そもそもできると思ってない人もいます。
そういう人の方が大多数なんじゃないかとも思います。
そんな中で62歳の僕が、何故ゆえ今から英語を学びたいと思ったかを少し書きます。
小学生のころから本が大好きな子供でした。
社交的な性格ではなく、友達はいなくはないが、外で遊ぶより家で本を読む方が好きでした。
その少ない友達の中に推理小説が大好きな子がいて、これ面白いよとか、お互いに貸し借りしたりして読書にはまっていきます。
中学に進むころには、姉がこれまた読書家で、いろんなジャンルの本を教えてくれたこともあり、小説、エッセイ、ノンフィクション、ノウハウ本など、片っ端から読破していきます。
僕の語彙力は間違いなくこの頃に養われた
読むことで、書くことも、聞くことも、声に出すことも得意になりました。
学校の勉強は苦手でしたが、何も勉強していないのに、なんの科目でもそこそこに成績は取れたのです。
国語が好きでしたが、他の科目もそこそこには理解できる。
今にして思えば、日本語の語彙力が高かったからです。
つまり本を沢山読んでいたおかげです。
社会人になってからも、毎月数冊の本はかかさず読んでいます。
今もです。
実は15年ほど前になりますが、あるプロの作家と共著で本を出版しようとしたことがあります。
この時は結局、ボツになってしまったのですが、1冊の本の半分を書き上げた経験は大きかったです。
語彙力とは、知っていて使える言葉の数
これが多ければ、自分の知識を発信することが容易になり、物事を論理的に組み立てられるようになり、文章を書けるようになり、話すことも得意になっていきます。
最近読んだ本に書いてあったのですが、語彙力が少ないと暴力的になる傾向があるといいます。
僕の周りでも、「やべえ」「すげえ」「うめえ」しか言葉知らないんじゃないかという人がいます。
そういう人に時事問題とか話しても理解できないし、言葉が出てこないので、だんだん不機嫌になり、「うっせえよ」「しらねえよ」「やべえよ」と怒鳴りだす始末です。
言葉にできないから、そのいら立ちを態度で表そうとするわけです。
別にいいんですが、ちゃんと発信できる力は、あったほうが絶対に良いです。
英語を身につける第一歩は、語彙力(意味が分かる言葉の数)を増やす事
僕の日本語の語彙力は小学生の時から本を読みまくったことで伸ばすことができました。
60歳を過ぎて英語学習を始めようと思った時、それが無理なことだと思わなかったのは、日本語ができるんだから、英語もできるだろうという考え方でした。
それと、英語ができたら、可能性の幅が大きく広がると思ったからです。
そうして始めた英語学習だったのですが、最初のやり方が間違っていたと気が付いたのは、ずいぶん後になってからのことでした。
失敗の数=経験の数です。
失敗はむしろ重ねなければ進歩はありません。
物事、やってみないと何もわかりません。
なので、英語学習の初期段階で、僕はたくさん失敗をしでかしました。
会話の基礎は、幼いころから親や兄弟や他の大人たちから生活の中で教えられました。
言葉が喋れるようになった。
次に本を沢山読んで、難しい言葉を覚え、使えるようになっていった。
本が書けるまでに成長できた。
大人になってから、母国語以外の言語を習得する場合、最初にすべきなのは、語彙力を上げる事です。
子供と大人では、記憶のメカニズムが違う
短期記憶は子供は得意だが、大人は不得意になると言われます。
単純な短い言葉を片っ端から覚えるのは、子供のうちはできるが、大人には無理。
それは、老化ではなく、記憶のメカニズムが成長により変化しているからです。
勉強効率を上げるにはどうしたらいいかといろいろ調べた結果、上記のようなことがわかってきました。
たとえ、60代後半になろうと、正しくやれば、新しい知識を伸ばすことは可能です。
できるかできないかではなく、どうしたらできるかを考えた方がいいのです。
そこで、英語学習も大人の脳に適したやり方があることがわかりました。
言語習得で、最も吸収しやすいのはリーディングです。
つまり読むこと。
それも、単語や短い言葉ではなく、ストーリーがあるそこそこ長い文章が記憶に残りやすいのです。
それを利用した学習教材があります。
社会問題や、最新の科学、歴史など、興味がわきやすい文章の中に、英語習得に必要な英単語が仕組まれています。
情景が浮かぶほど、面白いし、覚えるべき英単語が赤字で示されており、隣のページには訳文が書かれています。
これを繰り返し読んでいくことで、無理なく英単語が入ってきます。
この本1冊あれば、基礎的英単語はほぼ網羅されているのです。
効率よく、集中的に、なおかつ短期間で覚えるための単語帳です。
これこそが、英語多読法を応用した学習書なのです。
できる限りストレスなく、大量の英語を繰り返し、繰り返し読んで覚えていく。
小学生が本をひたすら読んで、日本語の語彙を増やしていくプロセスの再現です。
- 読んで覚える(繰り返し反復する)
- 音声を聞いて正しい発音を確認する
- 音声に遅れて、発音を真似る(シャドウイング)
それが英語のインプットになります。
なんもない空っぽの状態でアウトプットせよと言われても誰にもできませんよね。
だから、まず必須単語を頭に焼き付けることが最初にやるべきことです。
ただ単語が並んでいるだけの単語帳は学生のように若い人がやる単純記憶で、シニアには不向き。一方このテキストは、大人の記憶法に乗っ取った超有効な学習書だと思います。
次回、英語学習をさらに効率アップし、強制的に集中して毎日英語力を伸ばしていく工夫を書いていきます。
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