50歳以降でも才能を伸ばすことは可能です
年齢が上がっても学習能力の向上に限界があるわけではありません。
それまでの経験と知識の蓄積があるからです。
僕は、高校生の頃から空手、少林寺拳法などの武術を学び始め、現在も続けています。
15年前に独自の道場を開設し、仕事の傍ら、週末の時間を利用して生徒さんたちと修練しています。
教えることは、それ自体教えてもらう事にも通じる
主催者の立場として、休むことはできないし、それが継続の原動力となっています。
最近では、新たな趣味として、釣りや英会話も始めました。
しばらくやっていなかったゴルフも釣り仲間の人に誘われて再開しました。
そういった人生の幅を持てば、道場での話題にも事欠きません。
武術の修練というと、とかく地味で単調なものに陥りがちです。
生徒さんたちも、そのへんは敏感に察知するようで、道場に来る理由として、楽しい話題が聞ける交流の場でもあるというのは大切な要素です。
継続のコツは、分かち合う事
ただ教えるだけでなく、自分も楽しみつつ、メンバーを励まし、楽しませる工夫が必要だと思います。
そうでないと定着せず、やめていくと思うのです。
小学1年生で入会してきた生徒がいますが、今年大学生になりました。
彼の人生の大半を見ていますし、成長の過程に関われたことは、とてもよかったと思います。
同時に自分も成長できたと思います。
僕自身、武道暦はもうすぐ50年を迎えようとしています。
ここまでくれば、ライフワークと言えるでしょう。
今からでは遅いと思いますか?そんなことはないですよ
どんな分野でもいいのです。
40代の生徒さんが、最近始めたのは登山です。
元々アウトドアが好きで、キャンプの達人でもあります。
うちの道場で毎年やっているBBQの仕切り役です。
僕は武道だけにこだわる必要はないと常に言い続けています。
精神修養として武術をやる時間があり、それとは別に純粋に楽しめる趣味がある。
メンバー全員に一度は声をかける
小さな規模の集まりですが、練習の合間に一人一人に声を掛けます。
何を話せばいいか、最初はわからなかったです。
でも、今はうちの道場以外の場所で打ち込んでいる事を僕は知っているので、その話をすると盛り上がる。
学校の部活の話だったり、趣味のダンスの話とかもします。
質問してくれるのを待っていたかのように、嬉しそうに報告してくれる生徒もいます。
生徒側からすれば、自分の事を気にかけてくれていると思うのです。
そう、実は誰でも自慢したい事、注目されたい願望があるんでしょうね。
そういう経験を道場内でもどんどん共有し合えるようにしています。
生徒の間でもお互いの事を分かり合えるようになってきて、稽古そっちのけで盛り上がっています。
こうするようになってから、かえって生徒の定着率は上がったと思います。
自分が好きで、やりがいのある趣味をやってみる事です。
そんな中、なぜ英会話を推奨するのかというと、コミュ二ケーションの手段だからです。
つまり、英語を学ぶことの先にあるものが価値なのです。
だからうちは、武道の道場なのに、英語を学ぼう!と言っている。
言語習得というのは、他の学科とは違うんだよ。きっと将来役にたつからやった方がいいと。
体験を共有できるのが言葉の力です。
それが日本語だけでなく、英語や他の言語でもあったら世界は大きく広がります。
生徒に勧めるのなら、自分もやらないといけないので、英語始めたのもあるんです。
60歳過ぎてから、学び直しで英語話せるようになったら、これはインパクト大きいはずだから。
僕は、自分にできそうもない事を生徒に勧めたりはしたくない。
俺だって頑張ったらこれくらいできるようになったぞ。
だから君らにもできるんだよ。
出来ない理由なんか探してないでやってみなよってね。
そう言いたくて頑張って英語勉強してますwww
子供でも大人の生徒でも、みんなにそう言ってます。
武道を教えているというより、自分に自信をつけさせ、人生を豊かにしていく方法を教えている
自分の楽しめる事、もう一個探してみましょう。
興味のある趣味のサークルを自分で探して、参加してみましょう。
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